韓国ドラマの時代劇は、紀元前の古代王朝から三国時代、高麗、朝鮮王朝、近代まで、数千年に及ぶ朝鮮半島の歴史を舞台にした名作が数多く制作されています。
「このドラマはどの時代の話?」「日本の歴史でいうといつ頃?」「歴史の流れ(時系列)で作品を把握したい!」という方に向けて、この記事では韓国時代劇の完全歴史年表を分かりやすくまとめました。
- 一目でわかる年表を見たい方
→ 「韓国ドラマ時代劇 歴史年表【早見表】」をチェック! - 時代ごとの特徴・代表作を知りたい方
→ 「時代別・王朝別の歴史背景と代表作ガイド」へジャンプできます。 - 年表順に楽しむコツを知りたい方
→ 「時代劇を年表順に楽しむ3つのポイント」をチェック! - 「何から見るべきか」選び方を知りたい方
→ 「韓国ドラマ時代劇のおすすめの見る順番」で3分診断!
時代劇は史実の大きな流れをベースにしつつ、会話やロマンス、人間関係は魅力的に脚色されています。歴史に詳しくない方でも全体の流れがスッキリ分かるよう解説します。
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韓国ドラマ時代劇 歴史年表【早見表】|王朝・時代と代表作一覧
朝鮮半島の歴史の流れと、日本の同時代、主な歴史背景、代表的な韓国ドラマを一覧表にまとめました。
| 時代・王朝 | 西暦(目安) | 日本の時代 | 主な歴史背景&代表作 |
|---|---|---|---|
| 古朝鮮〜三国時代 (高句麗・百済・新羅) | BC57年〜 AD668年 | 弥生時代〜 飛鳥時代 | 三国が勢力を争い国づくりが進む英雄の時代。 【代表作】『朱蒙(チュモン)』『花郎〈ファラン〉』『善徳女王』『帝王の娘 スベクヒャン』 |
| 統一新羅・渤海 (南北国時代) | 668年〜 935年 | 奈良時代〜 平安時代前期 | 半島の統一と安定、海上交易・国際交流の活発化。 【代表作】『海神(ヘシン)』『大祚榮(テジョヨン)』『輝くか、狂うか』 |
| 高麗(コリョ)時代 | 918年〜 1392年 | 平安時代後期〜 室町時代前期 | 貴族文化の繁栄、武臣政権、モンゴル(元)の侵攻。 【代表作】『奇皇后』『麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』『シンイ-信義-』『武人時代』 |
| 朝鮮時代(前期) (李氏朝鮮) | 1392年〜 1592年 | 室町時代後期〜 安土桃山時代 | 朝鮮王朝建国、世宗によるハングル創製、儒教の定着。 【代表作】『六龍が飛ぶ』『根の深い木』『王女の男』『宮廷女官チャングムの誓い』 |
| 朝鮮時代(後期) (李氏朝鮮) | 1592年〜 1910年 | 安土桃山時代〜 明治時代 | 戦乱からの復興、激しい党争、正祖の改革、庶民文化の開花。 【代表作】『赤い袖先』『トンイ』『イ・サン』『青春ウォルダム』『朝鮮精神科医ユ・セプン』『哲仁王后』 |
| 日本統治時代〜近現代 | 1910年〜 1980年代 | 明治末期〜 昭和時代 | 植民地支配と独立運動、南北分断、朝鮮戦争、民主化運動。 【代表作】『ミスター・サンシャイン』『京城クリーチャー』『五月の青春』『応答せよ1988』 |
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時代別・王朝別の歴史背景と代表作ガイド
ここからは、各時代の特徴・日本史との対比・よく出てくる歴史用語・代表作を年代順に詳しく解説します。
1. 三国時代(高句麗・百済・新羅)

紀元前57年〜西暦668年(目安)。日本史でいうと、弥生時代後期〜飛鳥時代あたりに重なります。
この時代の朝鮮半島は、北方の広大な領土を誇る高句麗、南西部の海洋国家百済、南東部で力を蓄えた新羅の三国が覇権を競い合いました。
この時代ってどんな時代?
三国時代は、国と国の激しい合戦や同盟、王位継承をめぐる駆け引きが物語の軸になりやすく、「国づくり」「英雄の成長」「知略と武勇」といった壮大なスケールを楽しめるのが特徴です。
重厚な大河ドラマが好きな方や、国を背負って戦う英雄たちの熱いドラマをじっくり味わいたい方に向いています。
国づくり×戦×知略が魅力の“王道の歴史スペクタクル”
この時代によく出てくる言葉
- 花郎(화랑):新羅の青年貴族で結成されたエリート集団。武術・教養・忠誠心を磨き、国を支えました。
- 骨品制(골품제):新羅特有の厳格な身分制度。「聖骨(ソンゴル)」「真骨(チンゴル)」など血筋で就ける官職や住居まで制限されました。
- 建国(건국):国をつくること。主人公が様々な試練を乗り越えて仲間を集め、国を打ち立てる展開で頻出します。
この時代が舞台の代表作
- 『朱蒙(チュモン)』:高句麗の初代王チュモンの波乱万丈の生涯と建国を描く韓国大河ドラマの金字塔。
- 『善徳女王』:新羅初の女王となった善徳女王の知略と権力闘争を描く大ヒット作。
- 『花郎〈ファラン〉』:パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、V(BTS)ら豪華キャストが集結した新羅の青春ロマンス時代劇。
- 『帝王の娘 スベクヒャン』:百済の王女の運命と愛憎を描いた長編名作ドラマ。
2. 統一新羅・渤海時代

西暦668年〜935年(目安)。日本史でいうと、奈良時代〜平安時代前期あたりに重なります。
唐と結んだ新羅が百済・高句麗を滅ぼして半島を統一。一方、北方の旧高句麗領では高句麗遺民と靺鞨族が渤海を建国し、「南北国時代」と呼ばれる時代が続きました。
この時代ってどんな時代?
統一後の安定とともに、唐や日本との国際交流・海上交易が盛んに行われた時代です。宮廷内の権力闘争だけでなく、海を舞台にした豪商の活躍や外交の駆け引きが描かれます。
統一後の安定と国際交易がダイナミックに動く時代
この時代によく出てくる言葉
- 使節(사신):国の代表として派遣される使者。唐や日本との外交交渉や密計の場面で登場します。
- 交易(교역):国どうしの貿易。東シナ海の海上交易を制した海上王チャン・ボゴなどの物語で頻出します。
- 朝貢(조공):大国(唐など)に貢物を送り臣従関係を結ぶこと。国際関係の力学を示す重要な概念です。
この時代が舞台の代表作
- 『海神(ヘシン)』:奴隷から身を起こし、東アジアの海上交易を支配した実在の英雄チャン・ボゴの生涯を描く大河ドラマ。
- 『大祚榮(テジョヨン)』:高句麗滅亡後、渤海を建国した英雄テジョヨンの不屈の闘いを描く名作。
- 『輝くか、狂うか』:高麗初期を舞台に、渤海の最後の王女と高麗皇子の運命の恋を描いたロマンス時代劇。
3. 高麗(コリョ)時代

西暦918年〜1392年(目安)。日本史でいうと、平安時代後期〜室町時代前期あたりに重なります。
王建が後三国を統一して開いた王朝で、英語の「Korea」の語源にもなりました。仏教文化が花開く一方、武臣によるクーデター(武臣政権)やモンゴル(元)の支配など、波乱万丈な歴史が続きます。
この時代ってどんな時代?
高麗時代は、王族や貴族の華やかな宮廷文化、武人たちの権力闘争、そしてモンゴル帝国(元)との緊迫した関係が描かれます。ドラマチックな陰謀劇や、大国の宮廷を舞台にした壮大なロマンスが生まれやすい時代です。
宮廷×武臣政権×大国(元)が交錯するドラマチックな激動期
この時代によく出てくる言葉
- 武臣政権(무신정권):文官優遇に不満を持った武臣たちが政権を奪取した時代。激しい権力闘争が展開されます。
- 元(원):モンゴル帝国が中国に建てた大帝国。高麗は元の干渉を受け、貢女(コンニョ)の派遣を余儀なくされました。
- 開京(개경):高麗の首都(現在の開城)。宮廷政治の中心地として登場します。
この時代が舞台の代表作
- 『奇皇后』:高麗の貢女から元の皇后にまで登りつめた実在の女性スンニャンの波乱に満ちた愛と権力を描く世界的ヒット作。
- 『麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』:高麗建国期の宮廷を舞台に、タイムスリップしたヒロインと8人の皇子たちの切ない愛を描くロマンス史劇。
- 『シンイ-信義-』:イ・ミンホ主演。高麗末期の武将チェ・ヨンと現代から来た女性医師の時空を超えたラブロマンス。
- 『武人時代』:武臣政権100年の権力闘争をリアリズムで描いた骨太歴史大河。
4. 朝鮮時代(前期)

西暦1392年〜1592年(目安)。日本史でいうと、室町時代後期〜安土桃山時代あたりに重なります。
李成桂が高麗を倒して朝鮮王朝(李氏朝鮮)を建国。儒教(朱子学)を国の統治理念とし、第4代世宗大王のハングル創製や科学技術の発展など、国家の基盤が整備された時代です。
この時代ってどんな時代?
建国に伴う王族同士の血みどろの権力争い(王子の乱)、世祖による甥の端宗からの王位簒奪、燕山君の暴政と中宗反正など、政治改革と政変が交差する濃厚なサスペンス史劇が揃っています。
王朝の土台が整う“建国と改革・王権強化の時代”
この時代によく出てくる言葉
- 訓民正音(훈민정음):ハングルの原名。民が文字を読めるようにと世宗大王が創製した文字です。
- 功臣(공신):建国や政変に功績のあった臣下(勲旧派)。王権を脅かす既得権益層として描かれることが多いです。
- 反正(반정):暴君を退位させ正しい王を擁立するクーデター(中宗反正など)。
この時代が舞台の代表作
- 『六龍が飛ぶ』:朝鮮建国をめぐる李成桂・李芳遠(太宗)・鄭道伝(チョン・ドジョン)らの熱い信念と激闘を描く超大作。
- 『根の深い木』:ハングル創製を巡る連続殺人事件を追うサスペンス史劇の傑作。
- 『王女の男』:世祖による癸酉靖難を背景に、敵同士となった男女の運命の愛を描く朝鮮版ロミオとジュリエット。
- 『宮廷女官チャングムの誓い』:中宗の時代、宮廷料理人から王の主治医に上り詰めた女性のサクセスストーリー。
5. 朝鮮時代(後期)

西暦1592年〜1910年(目安)。日本史でいうと、安土桃山時代〜明治時代あたりに重なります。
文禄・慶長の役(壬辰倭乱)や清の侵攻(丙子胡乱)を経て、宮廷内では官僚派閥の対立(党争:老論派・少論派・南人など)が激化。第21代英祖や第22代正祖(イ・サン)による改革、商業や庶民文化の発展が見られた時代です。
この時代ってどんな時代?
韓国時代劇で最も多くのヒット作が集中している黄金の時代です。宮廷のドロドロとした愛憎劇、世子(セジャ)と側室の純愛、身分違いの恋、医療や暗行御史(秘密捜査官)の活躍など、バリエーション豊かな名作が揃っています。
宮廷愛憎劇から純愛・改革まで名作が集結する“時代劇の王道”
この時代によく出てくる言葉
- 党争(당쟁):西人・東人、老論(ノロン)・少論(ソロン)など官僚派閥の権力争い。
- 世子(세자):王位を継ぐ皇太子。命を狙われる緊迫した立場の主人公が多いです。
- 暗行御史(암행어사):地方の不正を暴くため王から極秘に派遣された覆面官吏。
この時代が舞台の代表作
- 『赤い袖先』:ジュノ(2PM)×イ・セヨン主演。名君正祖(イ・サン)と宮女ドギムの切なく美しい愛を描いた傑作。
- 『トンイ』:最下層の身分から第21代王英祖の生母となった淑嬪崔氏の一代記。
- 『イ・サン』:数々の暗殺危機を乗り越え改革を進めた名君正祖の生涯を描く名作大河。
- 『青春ウォルダム』:パク・ヒョンシク主演。呪われた世子と濡れ衣を着せられた令嬢が謎を解く青春ミステリー史劇。
- 『朝鮮精神科医ユ・セプン』:鍼が打てなくなった天才医官が人々の心の傷を癒やすハートウォーミング時代劇。
- 『雲が描いた月明り』:パク・ボゴム×キム・ユジョン主演。ツンデレ世子と男装内官の胸キュン宮廷ラブロマンス。
- 『哲仁王后』:現代の男性シェフの魂が朝鮮時代の王妃に乗り移る爆笑フュージョンコメディ史劇。
6. 日本統治時代〜近現代

西暦1910年〜1980年代(目安)。日本史でいうと、明治末期〜大正〜昭和時代に重なります。
朝鮮王朝の崩壊から日本統治、1945年の解放、南北分断と朝鮮戦争(1950〜53年)、その後の軍事政権と民主化運動(光州事件など)まで、激動の歴史が続きます。
この時代ってどんな時代?
激動の近代社会を舞台に、信念や愛のために生き抜く人々の切実な人間ドラマが描かれます。近代的な街並みやレトロな衣装、映画のような重厚な演出が魅力です。
激動のうねりの中で“信念と愛”を貫く近現代ヒューマンドラマ
この時代によく出てくる言葉
- 独立運動(독립운동):主権を取り戻すための活動。義烈団や臨時政府の活動が描かれます。
- 分断と休戦(분단과 휴전):朝鮮戦争を経て南北に分断された悲劇の背景。
- 民主化(민주화):軍事政権下での学生運動や1980年光州事件など、自由を求めた戦い。
この時代が舞台の代表作
- 『ミスター・サンシャイン』:1900年代初頭の朝鮮を舞台に、祖国を奪われまいと戦う義兵たちの誇りと切ない恋を描く映像美の極致。
- 『京城クリーチャー』:1945年春の京城(ソウル)を舞台に、人間の欲望から生まれた怪物に立ち向かうサスペンス。
- 『五月の青春』:1980年5月の光州事件を背景に、運命に翻弄されながらも愛し合う若者たちの純愛ストーリー。
- 『応答せよ1988』:ソウル五輪開催の1988年を舞台に、家族や幼馴染の絆をユーモラスかつ温かく描く名作。
韓国ドラマ時代劇を年表順に楽しむ3つのポイント
年表を活用して韓国時代劇をもっと深く楽しむためのポイントをまとめました。
1. 王朝ごとの衣装や宮廷文化の違いに注目する
新羅の華やかな花郎装束、高麗の貴族文化を反映した優美な衣装、朝鮮時代の端正な韓服やカッ(帽子)など、時代によって衣装や宮廷の雰囲気が大きく異なります。年表順に見比べることで、文化の変遷も楽しめます。
2. 同じ歴史上の人物の「描き比べ」を楽しむ
世宗大王、イ・サン(正祖)、光海君、張禧嬪(チャン・ヒビン)など、多くのドラマに登場する歴史上の人物は作品ごとに解釈や視点が異なります。「あの作品ではこう描かれていたけれど、この作品ではどう描かれる?」と見比べるのも韓国時代劇の醍醐味です。
3. 史実とフィクションの絶妙なバランスを味わう
韓国時代劇は、大きな歴史的事件や王位継承の流れは史実を押さえつつ、主人公の恋愛や知略戦はドラマとして大胆に創作されています。「どこまでが史実で、どこからが創作か」を調べながら観ると、面白さが倍増します。
韓国時代劇の年表に関するよくある質問(Q&A)
- Q韓国時代劇で一番作品数が多い時代はどこですか?
- A
「朝鮮時代(後期)」が最も作品数が多いです。記録が豊富に残っており、粛宗・英祖・正祖(イ・サン)の治世や党争、庶民文化などドラマチックな題材が多いため、数多くの名作が制作されています。
- Q時代劇を年表(時系列)順に見るメリットは何ですか?
- A
前の時代の出来事が次の王朝の成立にどう繋がっているか(例:高麗末期の腐敗が朝鮮建国へ繋がるなど)が自然と理解でき、作品の背景にある人間関係や動機がより深く楽しめるようになります。
- Q見る順番やおすすめ作品に迷ったらどこを見ればいいですか?
- A
当サイトの「韓国ドラマ時代劇のおすすめの見る順番|初心者向け診断&タイプ別ガイド」をご覧ください。キュンキュン・重厚歴史・復讐などの気分別にぴったりの作品がすぐ見つかります。
まとめ|韓国時代劇の歴史年表でドラマをもっと深く楽しもう
韓国ドラマの時代劇は、朝鮮半島の歴史年表と合わせて把握することで、作品ごとの時代背景や人物関係への理解が一気に深まります。
- 三国時代(BC57〜AD668):国づくりと英雄たちの戦い(『朱蒙』『花郎』など)
- 統一新羅・渤海(668〜935):安定と国際交易(『海神』『大祚榮』など)
- 高麗時代(918〜1392):宮廷と武臣政権・元の支配(『奇皇后』『麗』など)
- 朝鮮時代前期(1392〜1592):建国・ハングル創製と儒教体制(『六龍が飛ぶ』『根の深い木』など)
- 朝鮮時代後期(1592〜1910):激しい党争と宮廷ロマンス(『赤い袖先』『トンイ』『青春ウォルダム』など)
- 近代〜現代(1910〜1980年代):独立・分断・民主化の人間ドラマ(『ミスター・サンシャイン』『五月の青春』など)
気になる時代や好きな作品から自由に観始めて、韓国時代劇の奥深い世界をぜひ満喫してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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